Rolling Love
双子みたいなんて小さい頃に言われた割に、わたしの外見やら何やらは修ちゃんとは対照的だ。お母さんに似て身長は大して伸びなかったし、胸だって大きいわけじゃないし(平均くらいはあると信じたい)、ちょっと童顔だし(お化粧がヘタなせいもあると思う)、運動神経はよくないし(聞いて驚け、50メートル走で10秒を切ったことが生涯でたった一度しかない)、お父さんにばっちり似たせいで髪は天然茶髪の栗色で目も栗色(おかげでいじめられかけた)。
ともかく外見の要素がやたらめったら正反対な上何の取り柄もないわたしと修ちゃんは、一緒にいたぶん比較されることも多かった。これでもし修ちゃんが同性だったら、わたしは完全にグレていたに違いない。そう思えるくらい、修ちゃんの周囲からの評価は、一貫して「パーフェクト・ボーイ」だった。
「多分。1か月ぶりくらい?顔見るの」
「だね。よろしくね」
「おう」
「とりあえず、鞄置きなよ。修ちゃんの部屋、2階になったから、来て」
照れている暇はない。何しろ引越しなのだから、修ちゃんには早いところ荷物を運び込んで整理してもらわなくちゃならない。おじさんは修ちゃんの荷物を取りにおばさんと車まで戻っていて、玄関は開けてある。そう促すと、彼はショルダーバッグをダイニングの椅子に置いて、階段を上るわたしの後をゆっくりとついてきた。
ともかく外見の要素がやたらめったら正反対な上何の取り柄もないわたしと修ちゃんは、一緒にいたぶん比較されることも多かった。これでもし修ちゃんが同性だったら、わたしは完全にグレていたに違いない。そう思えるくらい、修ちゃんの周囲からの評価は、一貫して「パーフェクト・ボーイ」だった。
「多分。1か月ぶりくらい?顔見るの」
「だね。よろしくね」
「おう」
「とりあえず、鞄置きなよ。修ちゃんの部屋、2階になったから、来て」
照れている暇はない。何しろ引越しなのだから、修ちゃんには早いところ荷物を運び込んで整理してもらわなくちゃならない。おじさんは修ちゃんの荷物を取りにおばさんと車まで戻っていて、玄関は開けてある。そう促すと、彼はショルダーバッグをダイニングの椅子に置いて、階段を上るわたしの後をゆっくりとついてきた。