いつか晴れた日に
……なにそれ?
頭を鈍器で殴られたような衝撃だった。
池永さん、何を言ってるの?
亜紀とは遊びで付き合っているってこと?
そんなの酷すぎる。亜紀は本気なのに。
この前飲んだときの亜紀の笑顔が脳裏に浮かんで胸が苦しくなった。
……赦せない!!
怒りで身体が小刻みに震えていた。
ドアを開けて怒鳴り込みたいのに、ノブを掴んだ右手が硬直したように動かない。
そんなわたしに気が付かない二人は、なおも下劣な会話を続ける。
「揉めたらどうすんだ?いつかは、バレるだろ?」
「そのときはそのときで。もし揉めたとしても、向こうは派遣なんだから、そのうち辞めるだろうし、問題ないですよ」
「本当サイテーだな。お前がモテるのが、赦せねぇよ」
「それ、ヒガミですか?」
あははと、池永さんが笑ったときだった。