【短編】君だけを愛したい
夏休み前日。
今日は終業式とHRだけで、学校は半日で終わり。
明日から夏休みで嬉しいはずなのに、そんな気にもなれないまま登校中。
崎村のせいで、本を読む気にもなれず……
なのに熟睡出来てなくて、結局はいつもと変わらず睡眠不足。
サボればよかったかもなー…なんて考えている間にも、見えてくる校門に盛大な息を吐き出した瞬間。
オレの数メートル先を歩く崎村と……その隣を歩く、昨日と同じ男の姿を発見した。
相変わらず、胸は痛いままだし。
その上、二人が仲良さげに笑い合うのを見ていたら……ムカムカする。