王子な秘書とシンデレラな御曹司

体内時計があるのだろうか
副社長はジャスト30分で目をさます。

「最高にいい気分」
大きく大きく身体を伸ばし
ご機嫌で起き上がる。

「ブランケットありがとうございます。いや熟睡しました。パワー全開」

スッキリした顔。
それはよかったですこと。

「雅さん聞いて下さい。すんごくいい夢見ました」

元気に言われてドキッとする
隠れてキスしたのバレてたらどうしよう。

「どんな夢ですか?」恐る恐る聞いてみると

「スターウォーズのキャラが、オールスターで出て来て……」

オタク系副社長
興奮しながら夢の話が止まらない。
聞かなきゃよかったわ。

「よし頑張るぞ。あれ……メガネどこでしたっけ?」

「フレームが壊れたら困るので外させてもらいました」

勝手に外したんだ私。
テーブルに手を伸ばして渡すと

「ありがとうございます」って笑ってくれた。

綺麗な目がチタンフレームに隠される。
長いまつ毛の澄んだ瞳。
黒目がちの二重まぶた。
笑うと目じりが少し垂れる。
柔らかな優しい眼差し。

メガネも似合うけど
澄んだ瞳をずっと見ていたい。

「コンタクトはされないんですよね」

「え?」

「いえ。すいません忘れて下さい」

見惚れてどうする。

さぁ仕事仕事!
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