王子な秘書とシンデレラな御曹司

「何よこれーーー!」

景色も奪われてしまった。
もう我慢限界!
私はダッシュで総務に戻り
部長の元へと泣きつく。

「どーゆー事です?」

「あ、あっちで話そうか」
私の必死の形相に引きながらも
部長は私を連れて会議室へと場所移動。

「えーっと何があった?」
引きつりながら笑顔を見せる高橋部長。
もう
その作った笑顔が全てを物語る。

「御曹司が二人ました。一人は完璧なる俺様御曹司で、ひとりは白衣を着て自分の荷物を台車で引いてました。白衣の方は私の名前を知っていて『よろしくお願いします』と言いました。秘書課が冷たいです。案内された部屋は安っぽい備品で資料室でした」

「いやその、落ち着いて」

「説明して下さい」

暴れるよ私。
もう暴れてるけど。

「わかった悪かった。実は話をしてない部分があってね」

ここにきてネタバレ?

「リラックスして聞いて欲しい。そしてこれは他言無用」

ラストの一言が怖い。

やっぱり
引き受けなきゃよかったって

思っても遅いんだよね。




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