王子な秘書とシンデレラな御曹司

自分の場所に戻り
副社長の入れてくれたコーヒーを飲みながらホッと一息。

美味しいな
副社長の淹れるコーヒーは優しい味がする。

もう年末。

今年後半の三ヶ月はジェットコースターな三ヶ月だった。
来年の三ヶ月はどうなるんだろう。

クリスマスイブの出来事は夢か幻か。

副社長の頭の中に
あの一夜は残っているのだろうか。

きっと忘れているだろう。

「まっ……いいか」
言葉に出して自分を納得させる私。

負けるな負けるな。
想い出に負けるな。
想い出にすがるな。
割り切れ割り切れ。

大好きな人に抱かれたんだよ
ゴージャスなスイートルームで
最高の想い出をありがとう。

大好きな啓司さん。

もう少しだけ
泣くかもしれないけど

頑張るよ私。


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