王子な秘書とシンデレラな御曹司


カレーを作り終え
サラダも用意したし
冷たいスパークリングワインも冷蔵庫に準備オッケー。

よしよし。
エプロン外して鏡を見る私。

ワクワクドキドキしてる?
初めて彼が家に来るから
嬉しいけど緊張するね。

メイク直そうかなぁって思っていると携帯が鳴り
『着きました。開けて下さい』って彼の声が聞こえたので、私はドキドキしながら玄関の扉を開くとスーツ姿の彼が立っていた。

「いらっしゃいませ」

「お邪魔します。これどうぞ」

紙袋をひとつ渡されて中を見ると美味しそうなパンがいっぱい。

「空港で買ってきました。美味しそうだったので、明日の朝に一緒に食べましょう」

「ありがとうござい……朝?」

「ええ。あれ?朝は和食派ですか?」

「いえ……パンです」

「それはよかった。すいませんスーツなので着替えさせてもらいます」

はい。どうぞ……って泊まっていくの?

いや
心の準備がないんですけど。

啓司さんは「失礼します」と一応寝室としている部屋へと続くカーテンを開き、中に入って着替えてる。

着替え持って来たのですね。

泊まる気満々?

初めて部屋に来て
いきなりお泊りですか?

やっぱり
私達は順番がズレてる気がする。



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