王子な秘書とシンデレラな御曹司

「啓司さんも頑張ったよ。すごく努力して仕事を覚えて、社内の信頼も得た」

丁寧な仕事と適切な指摘
優しく人懐っこい彼に社内のファンは急増中。

綺麗な女子社員のファンも多くて心配だけど
仲が良いのは
オタク系のコーヒー好きな人達だから大丈夫。

「啓司さんは子供の頃、褒めてもらえなかったって話を私にしてたよね。今、私がいっぱい褒めてあげる。啓司さんはえらかった。秘書として副社長を誇りに思います。白衣を着ていた研究者が立派な後継者になりました。啓司さんえらいです」

みんなは私をシンデレラストーリーって言うけれど
本当のシンデレラは啓司さん。
これから実のお父さんである社長と距離を縮めて、寂しかった過去を取り除いて欲しい。

顔を上げて一気に言い
拍手なぞしようと思っていたら

唇をふさがれた。

甘いキスがとまらない。

「もう無理」

身体が急にふわりと浮き上がる。

きゃーっお姫様だっこ。

「あの……」

「可愛すぎる雅さんが悪い」

カーテンを開けてベッドの上に私を置き
自分のメガネをチェストの上に放り投げ
私の身体の横に滑り込む。

「もう言葉はいらない」

メガネを外すと
私の大好きな彼の澄んだ瞳がはっきり見える。

手を伸ばして彼の頬を触る。

「愛してる」

深く味わう甘いキスが、私の身体を溶かしてく

「僕の大切なお姫様」

ベッドの上でトロトロ溶けてしまいそう。

彼の唇は徐々に下がり
私の服の中に手を入れながら
鎖骨にキスを繰り返す

え?あ……ちょっと。




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