王子な秘書とシンデレラな御曹司

何の話と言われても
何て言っていいのかわからない。

言葉を探していると

「結婚するまでダメとか?それならすぐ籍を入れましょう。プロポーズも受けてくれたでしょう」

「違うの」

え?籍をすぐ入れる気でいたの?

「ご両親に認めてもらってないから?明日でも香川に行きましょう。ご挨拶します」

「違うの」

明日?行動が早いなぁ。

「僕の事が嫌いとか?」

「違う違う。それは絶対違う大好き」

「じゃ問題はない」

そのまま押し倒され
またキスの雨が降る。

「何が心配?素直に言ってごらん」

「笑わない?」

「笑わない」

そう言いながら
絶対笑うんだろうなぁ。

「……久し振りで、急に恥ずかしくなった」

正直に自分の今の気持ちを言うと
想像以上の爆笑が目の前で広がる。

もう
だから嫌だったんだよ言うのが。

「ほら笑った」

だきまくらを抱いて彼に背中を向けると
そっと優しく背中を包まれた。



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