王子な秘書とシンデレラな御曹司

空港に到着して
ひよこを買って
すぐ搭乗。すぐ到着。
すぐ香川県高松空港。

こんなに簡単に自宅に帰れるなんて
今まで知らなかったわ。
いつもJRだし。飛行機なんて贅沢で使わないし。

「いい天気ですね。さぁ、うどんを食べましょう」

レンタカーを借りて
空港近くのうどん屋さんへGO。
のどかな風景の中の一軒家。
入ってる野菜もだし汁も、たまらなく美味しい。
替え玉をもらってお腹いっぱい。

お昼ご飯には遅くなったけど
お腹空いてたから美味しさ倍増。

うどんバンザイ。
美味しすぎるよ香川のうどん。

満足してから席を立ち、またレンタカーに乗る私達。

「本当に行くの?」

「行きますよ。そういえば雅さんの家族構成は?」

今さら聞くか。

「ごくごく普通の家。両親と兄と妹。兄は独身で啓司さんと同じ年齢で、企業のプログラマー……あ……マズっ」
急に思い出した。ヤバい。

「お兄さんが何?」

「何でもない」

「雅さん?」

「……オタク系で……スターウォーズが大好き」

私の小さくなる声とは真逆に「それは素晴らしい」って大喜び。
できれば会わせたくない。
ふたりの世界に絶対入り込むから。


< 243 / 245 >

この作品をシェア

pagetop