王子な秘書とシンデレラな御曹司
まずはビールで乾杯。
そして並んだ料理を口にして幸せ感じる。
あぁ美味しい。幸せ。
人に作ってもらう料理って美味しい。
「お前は本当に、美味しそうに食べるよな」
「だって美味しいんだもん。もちもちチーズ追加していい?」
「好きに頼め」
「誘ってくれてありがとう。シメはパフェがいいね」
「お前さあ」
「何さ」
「こんないい男とツーショットで、よくそんなデカい口で遠慮なく食べるよな」
「お腹空いてんだもん。いいじゃん」
「そこが好きなんだけどさ」
さりげなく言われ
だし巻玉子を喉につまらせる私。
「それは置いといて、お前の話を先に聞くよ。総務から秘書になったって?いつものグレーのベストとスカート姿が懐かしいな」
不敵に笑うタケル王子。
何気にイジワルだよなコイツ。
「事務服の方が似合ってる?」
「お前の総務の制服姿。けっこう萌えた」
「バカか」
「脱がせたくなる」
「ここ、健のおごりね」
手元のベルを押して中ジョッキの追加。
ガンガン食べて飲んでやる。
「それは冗談として、色々あったろ……どうした?」
優しい声でそう言われ
私は話し出す。