初恋の行く末
シャワーを浴びて歯も磨いて髪を乾かしてメイクも服装に合わせて大人ぽい印象にしていつもとは違う感じに今日はしてみた。
少しはドキッとさせられるといいけど
今まで結構、普段着とか素っぴんとか見せていたけど大丈夫だったんだろうか?
そういうのは彼どう思っていたんだろうか?
やる気なしだな…とか思われていたとか?
何だか悪い方向にばかり考えがいってしまうので気を取り直して再度彼に連絡を入れた。
コール音が6回ほど鳴って彼が出た。
「もしもし?」
いつもと変わりなく優しい口調に安心をした。
「もしもし美保子です。い、今大丈夫?」
緊張して言葉が上手く出てこない。
「大丈夫だけど。珍しいね。電話掛けてくれるなんて何かあった?」
何だか素っ気ない口振りに寂しくなってしまいながらも
「今たこ焼きの準備をしていて一人で食べるより小林さんと一緒に食べたいなと思って今日これからどうかな?」
精一杯頑張って言ってみた。
「たこ焼き?旨そうだね。ビールとか飲みながら食べたいね」
嬉しそうに言った。
この調子にOKが貰えると期待していたら
「でも今日は家で仕事しないとならないからどうかな」
なんとも微妙な返事なのだった。
「じゃあ家に宅配しに行くよ。仕事で手伝える事があれば手伝うし少しの時間でもいいから会えないかな?」
彼の声を聞いてしまったら会いたくてたまらなくなってしまいダメ押しをしてしまった。
「あんまり構ってあげられないけどいいの?」
そんな私に穏やかに言ってくれたのだった。