生徒だけど寮母やります!2
「おおっ、ライがはよってる」

意外な光景に思わず感嘆の声をあげる咲夜

ムスッとするライの横で、月沼はハハハと笑うと


「火野君はいつもはよってくれるよ。伊吹の友達だし、2年生になってすぐ仲良くなれたしね」

とライを見て言った


「.....はよるってなんだ」

「そういえば、伊吹はいないんだね。生徒会?」


月沼はテーブルに座る6人を見渡して首をかしげる


景は一瞬の間の後、ふるふると首を振ってから

「違うよ。結斗は昨晩から実家に帰ってるんだ」

と説明し

「まあそろそろ帰ってくるらしいけど」

とライが付け足した


「あぁ、そうだったんだね」


クラスで比較的結斗と仲のいい彼は、結斗が実家に帰ったことを知り、少しホッとしたような顔をする


結斗が家族と会って

少しでも心と身体を休めることができればいい

それは景も、男子寮Bのみんなも同じ思いだった


「そういえば」

月沼が少し改まり口を開く

「こっちの男子寮では、妖術科の人たちが、朝から小高家に行くとか言って騒いでたよ」


景含め、テーブルに座っていた全員は月沼の言葉に反応し彼を見た


「女子寮でもそうだったって聞いたし、笠上さんや波屋さん、あと妖術科の.....布川君、だよね?はクラスの人から聞いたりして知ってるかも知れないけど」
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