生徒だけど寮母やります!2

景は女子寮での朝の出来事を思い出して、ちらりと有姫を見る


有姫は景と視線合わせると、目で頷いた


2人とも、小高家突撃の件が、女子だけが企てた計画ではなく、男女混合の一部の妖術科2年生で企てられたものだということまでは知らなかったのだ


てっきり爽馬ファンの女の子たちだけがアレを計画してるんだと思ってた.....


女子寮にも妖術科2年にも属さないライと千冬、千加ははじめて聞いたのか驚いているが

妖術科2年生の咲夜は知っているようだ


「俺はクラスの一部の人たちが、教室で前々からそんなことを話してるのは聞いた。けど.....本当に行動に移すとは思ってなかったな」


ライは咲夜の言葉に眉をしかめる

月沼は「なるほどね」と頷くと

「僕さ.....朝、それを知った時、もしかしたら君たち(男子寮B2年)も行くんじゃないかって思ったんだ」

と、視線を僅かに落とした


その言葉が、景の心を締め付ける


無意識に手をギュッと握った景を見て、少し強気に有姫は反論した


「でも景が今、小高爽馬を助けに行くってことは、男子寮Bを守る人がいなくなるってことなのよ。景の場合、後先考えずに行動して何かあった時、それは魔術科2年生の行動じゃなくて、男子寮B寮母の行動として咎められることになるんだから」
< 148 / 547 >

この作品をシェア

pagetop