真夜中の恋人
 
タカヤに優しく触れられると、それだけで泣きたくなる。

「……何をすればいいの?」

「パーティに俺と同伴して欲しいんだ」

「えっ?」

驚いて目を見開くと、タカヤはそんなわたしを見てクスリと笑った。


「どうして、わたしなの?他の人を誘って、お願い」

「ナツと一緒に行きたいんだよ」

「そんなの、ダメよ。だって、わたし、ドレスも持ってないのに」

「買えばいい」

「簡単に言わないで」

ムッとしてタカヤを睨む。

けれど、タカヤは気にする様子も無くわたしを引き寄せると、強引に自分の膝の上に乗せてしまった。


「タカヤ?ちょっと、ヤダ。降ろして」

正面から見下ろすタカヤに、心臓がドクンと高鳴った。

慌てて膝の上から逃れようと暴れると、不安定になった身体がタカヤの上で揺れてしまう。




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