ラブレターを君に

最終~二人の夢

待っているわけでもないクリスマスが、結局やってきてしまった。



ジュリアーナが最後まで、一緒に行こうと言って訊かなかった。



夕食は、自分で支度をして済ませるつもりでいた。



自分の家のリビングには、一応の準備は、整ってはいた。小さなモミの木に飾り付けも済ませた。



ジュリアーナ一家を送り出した後…暫くは一人で、ピアノを弾いたりしてはみたものの……



食べ物には、手を付ける気にはなれずに居た。
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