ラブレターを君に
今カズの耳に……聞き覚えのある声が、微かに聞こえた。


「カズさんなのーー!!」って…………



何処か裏の方から、聞こえた気がした。



部屋を見渡し、裏へ出れるドアを探した。



そのドアを出ても暗闇からは、何も見えなかった……


カズも思わず叫んだ。


「理音……何処だーー!!!何処に居るぅ??」



誰かの足音だけが近付いて来た。



「…………カズさん??………本当にカズさんなの?」



ようやく理音であることが判った。


理音もカズであることに気付けた。



二人は、どちらかともなく……無言で抱き合っていた。
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