エリート医師に結婚しろと迫られてます


「いや…別に。ごめん、いきなり笑いだして…」森谷さんが笑ってる。


「モリんとこ、両親とも弁護士だろ?」
相沢さんが、答えた。



「えええっ?」
今度は、私のほうが驚いた。


「何だ、麻結ちゃん知らなかったの?」
森谷さんが相沢さんをにらみつける。


「こいつの実家、両親で法律事務所やってるよ?知らない?」

「いえ」

私は、余計に話しかけにくくなった。確かに…聞かなかったけど、二人とも弁護士だなんて欠片も聞いてない。


「何だ…それなら、きっと森谷さんも、肩身の狭い生活を送ってたのね」驚いたけど、気にしてないというつもりで、冗談にした。

「ごめん、話す機会を考えてたら、言い出せなくて…」
森谷さんが、小声で申し訳なさそうにいう。

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