エリート医師に結婚しろと迫られてます
「両親からすれば、取り替えてくれればって思ってるかも」
さっきから、値踏みされてるような気がして、下を向いて言う。
「へえ、君が浅倉さんだ。よろしく!」
大きな手が、後ろから伸びてきて、背中をなでた。相沢さんだ。
「きゃっ!」突然、背中をなでられて私は飛び上がった。
「麻結ちゃんて、処女?」
いきなり、後ろでパシーンと音がして、イタッっと相沢さんが腕が当たったところをさすっている。
「ひでえ、思いっきり、やりあがったな」
「なに言ってんだ」
森谷さん、怒ってる。
「そんなわけないでしょう。私だって、もう29才ですよ」
よかった…たった1人でも経験者だ。
「へぇ、男いたことあるんだって、モリ」
森谷さんは、返事をしなかった。