エリート医師に結婚しろと迫られてます


さらっとした長めの髪、
大きくはないけど形のいい目に、
すっとしたバランスのいい鼻。


唇は薄いんだよね。

その唇が、笑ったときに少しだけ形を変える。

あの唇が触れると、体が震えて、何も考えられなくなる…

薄い唇が、あんなに色っぽいなんて思わなかった。


彼の、何も見ていないときの目が素敵。
ちょっと、細めて遠くを見る時の顔が。

気を許してるのか、そうじゃないのか、
彼の目を見てると、考えてる事が少しわかるような気がする。

視線を落として、手元のグラスを見つめてる時の、わずかな瞳の動きで、頭の中の複雑な思考の流れが、読み取れる気がする。


だから私は、彼がああして黙っているときも、その横顔を見ているのも好きだ。

< 173 / 336 >

この作品をシェア

pagetop