エリート医師に結婚しろと迫られてます


彼のような人が、みんなの視線を集める王子様で、私のところに来たのは、間違ってるような気がする。


彼が、私と目が合って笑いかけてくれる。

飲んでるか?ってジェスチャーで伝えてくれる。


うんと、彼に頷いて見せたけど…

そんなふうに、人懐っこい笑いなんか返されたら…


私は…好きだよと
ジェスチャーで伝えたくなる。


私は、横にいる真理絵を見た。


真理絵は、小学校でお姫様役を続け、
中学生のうちにモデルの仕事を始めた。


彼も、真理絵のように注目されて大きくなったのだろう。


大学を出たあとも冴えない、大学生だった私より、はるかに人生を謳歌していたはずだ。

私が大学に入ったころが、彼女のモデルの仕事のピークで、その頃の、女性誌に載ったことも何度かある。


最近は、モデルとしてのキャリアが、通用しなくなってきていると、噂されるようになってるけど、

それでも、真理絵は、その辺の人など及びもしないほどきれいな王女様だ。

その真理絵だって、彼の隣にいると目立たなくなる。
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