エリート医師に結婚しろと迫られてます


相沢さんが笑った。
「その質問、僕にするの?モリの事なんか知らないよ」


「ごめんなさい。
聞かれたくないこともあるわよね」
私は、すみませんと謝る。

「いいよ、そんなの。俺んちは、サラリーマンだから、モリが何考えてるか、わからないよ。でも、俺はやつと違って何のしがらみもなく身軽だよ、麻結ちゃん」

私は、ため息を付いた。
弁護士としても、四大事務所はおろか、町のささやかな事務所が精一杯だった。
ますます雲の上の人に感じる。



ピッピッと電子音が鳴り、森谷さんが立ち上がる。携帯を取り出し、電話をかけている。

「おっ、呼び出しだな」

「忙しいのね」

「まあ、浅倉さんの仕事、結構引き継ぐことになって、やつは、本当ならこんなとこに来てる場合じゃない」相沢さんが言う。


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