エリート医師に結婚しろと迫られてます


「きれいな人よね」私は、呟く。

「人間的には最低だけれど、病院とか、大学を持ってる大きなグループの一族なんだ。だから彼女の家に婿養子に入れば、モリの立場は安泰だな」


私は、相沢さんの顔を見つめて言う。

「ちょっと待って、じゃあ森谷さん、町医者に婿養子に入るなんてメリット全然ないって事?」


「町医者?そうねえ。君のお兄さんも、病院継がないんだろう?結局はそういうことだろう。町医者より研究のほうがいいってことだ」

相沢さんは俺には、関係ない世界だけど…と断ってから言った。

「ふ~ん」

「麻結ちゃんまさか、モリに君んちに婿養子に来てほしいって思ってる?」

「違うよ」

「そっか、びっくりした」

「そんなに驚くことなの?」

「そりゃねえ。あいつがいなくなれば、ポストが空くって喜ぶやつがいるけどな。悪いが、君のような人にモリが婿に入るなんて、1%もないさ」



「そうですか」


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