エリート医師に結婚しろと迫られてます


「僕のこと好きなら、君は何でもしてくれる」

「ダメ…」

だいたい…そういうのに、すぐ応じる女はいくら見られても自信があるから平気なのよ。

しかも、すでに明るいし。
自然の光は誤魔化せないし…


それより昨日、一緒だった美人はどうしたの?

森谷さんの腕が伸びて、私は彼の下に引き寄せられた。

今度は、彼が私を見下ろしてる。
にこっと笑って。


もう…嫌だ。どの角度から見ても完璧だなんて。


「怒ったの?眉が一文字だよ」
指で私の眉をなぞる。

つながってはないはず。


美月にきれいにしてもらってよかった。
さすが美月。抜かりない。



私は、彼を見上げる。
自分が下から見られた時のことを想像する。

この逆は無理だ。肝に命じよう。


「そうよ。そんなことで愛情をはかろうとするなんて、馬鹿げてる」

こんな明るい自然光の中で、出来の悪い、彫像みたいな体をさらすのは、もっと馬鹿げてる。
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