エリート医師に結婚しろと迫られてます
「先生、勤務医なんか、お止めなさい。苦労が絶えませんよ」
「ウッ…」
あんまりビックリして、咳き込んだ。
「な…なんでそこまで」
野崎さんは、持ってきたバッグの中から大きな写真の入ったキャビネットをテーブルの上に置いた。
「えっと、あの…お話が一向に見えませんが…」
ああ、死ぬほど驚いた。
酷く咳き込んで、まともに話せない。
「ねえ、ちょっと本気で考えてよ。写真置いてくから」
ね、とウィンくして野崎さんが微笑んだ。
「ところで今日は、美味しそうな食べ物をリストにしないの?」
「いえ…あの」
なんと…バレてる…
「いいわ。安心して。
誰にも言ったりしないから。
確かにね、私は、手紙を書くのがどうしても押さえられないって、衝動は抱えてますけど、それ以外はまともな人間ですよ。
しかも、目だって、あなたの手元までちゃんと見えてますよ」
「野崎様…あの」
「あなた、アシスタントに客に聞こえるように噂話させないように、注意する事ね。
じゃあ帰るわ。楽しかったまた来るわね」