エリート医師に結婚しろと迫られてます





「うざい、キモい。その顔何とかして」


出勤してすぐに美月に呼び止められ、私はロッカー室につれていかれた。

いつの間にか泣いていたのか、目が赤くなって腫れていた。


美月は、腫れた目を冷やして少しは見られるようにしてくれた。


幸い、人前に出る仕事はなく、午前中はこのままオフィスにいても何とかなりそうだ。



「美月…」


「何かされたのよ?あのぺてん師」
森谷さん、ひどい言われようだ。


「違うって、美月そうじゃないの」
私は、誤解されないように否定する。


「それとも、あの女?この間の。馴れ馴れしい」


「違うって…美月、三原さんは、違う」


「何…じぁあ、他にも女がいるとか?」
美月やめて。気分が沈んでしまう。


「いるっていうか、いたっていうか…」
美月の顔色が変わる。


「最低だ。もう、許さない。基樹さんに電話しなきゃ」


「ちょっと待って、美月、森谷さんはそうじゃないの。違うの」



彼がこれまで付き合っていた女性のことを、出来る限り調べてみた。

試しにネットで調べてみたら、面白いくらい引っかかった。

「トップモデルのジュリ、イケメン医師とデートか?」

っていう記事と一緒に森谷さんの写真が出て来た。
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