エリート医師に結婚しろと迫られてます


私は、ため息をついた。

「それなら、それで仕方ないことだね。
とっくに覚悟は出来てる。
結局、気持ちがはっきりしてなければ、長い時間、お互いに好きでいられるはずないもの。

もう、止めましょう。この話は終わり。
自分のことのように気にしてくれてありがとう」

私は、美月にお礼を言った。


「案外さっぱりしてるのね」


「うん…自分で思ってること言ったら、スッキリしたんだ。自分の考えてること、はっきり伝えておけば、これからは、ちゃんと彼の言葉を聞くことが出来る」


「ああ…面倒くさ。結婚してくれって言ってんだから、はいって答えればいいのに」


「どうしてかな…疑問に思ったら、確かめずにいられないからかな」


「そんなことしてたら、相手が逃げちゃうよ」


「自分の意思で逃げようとするなら、相手を追いかけても無駄でしょう。それより、美月、もう少しがんばらないとね」



「いいんじゃない?相手に任せておけば」



「なによ、人がせっかくやる気になってきたのに」
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