エリート医師に結婚しろと迫られてます
昨日、真理絵と別れた後、
実家から電話があり、
しばらく帰ってないから戻ってこいと、
母に押しきられたのだ。
私の実家、浅倉クリニックは、
鎌倉の駅の近く、線路を挟んで、八幡様の反対側にある。
曾祖父が、診療所をこの場所で開いた。
それから祖父、母と地域医療の為に尽くして来た。
祖父が建てた住居と診療所を今も大切に使っている。
「早く、食事をとりなさい。
もうそろそろ、お客様が降りてくるわよ」
「お客様?誰かいたの?まさか、お兄ちゃんの?」
「ええ…あんたが来てるって話したら、
友達連れてくって」
兄にの友達は、あの性格だから、
未だに付き合いのあるのは、涼平さんだけだ。
だから、それ以外は、仕事関係の知り合いだけ。
「ふ~ん」私は、気にもとめずに言った。
でも、母なら涼平さんなら、そう言うのに。
これは、母の怒りを買わない程度に手伝いをして、さっさと逃げるしかない。