HE IS A PET.
助けに来たはずなのに、私は一体何をやってるんだろう。
「……っあ、もっと、」
快感に忠実な身体は、淫らに昂りを揺らして絶頂を追い求める。
それを与えるも取り上げるも、私の手加減一つだ。
焦れったさに涙を浮かべる瞳に、ますます加虐心を煽られた。
私が導いた先に達した怜の、くたりと脱力したものをティッシュで拭いて、手足の拘束具を外した。
黒革素材のそれは見た目通りに硬くて、怜の皮膚に軽い擦り傷を作っていた。
手首を手に取り、じっと観察した。
「痛い?」
まだ呼吸が落ち着かない怜は、私をじっと見つめている。
「怜? 大丈……」
握った手首が、私をぐいと押した。
ベッドに背中から倒れこんだ。
被さるような体勢で私を見下ろす怜の熱のこもった瞳に、強引な腕に、違和感と戸惑いが生じる。
「……怜?」
苦しげな呼吸を刻む唇が、何か言いたげに、だけど言い淀む。
下半身に当たる感触に、はっと息を呑んだ。
脱力していたはずのものが、またむくりと起き上がって、これ見よがしに自己主張している。
怜にそんなつもりがないとしても、はだけたシャツしか纏っていない肉体は、目のやり場に困る。