プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「ツーランホームラン、ってことは......?
7ー2?コールドはなし?」


いまだ実感わかず、大盛り上がりのみんなにも乗り遅れ、そうつぶやけば、みのるがそれにうなずく。


「うん、試合続行だ」


うなずいたみのるにようやく実感がわいてくる。

やったー!!と二人して手を取り合って、喜んでいるとホームベースを踏んだ一輝くんが帰ってきた。


「一輝くん愛してる!」


他の一年生に一通り手荒い歓迎を受けてから、最後にあたしの方にきた一輝くんの胸におもいっきり飛び込む。


「俺もです。試合が終わってから、もう一回聞かせてください」


一輝くんは飛び込んだ私を力強く受け止めて、一度ぎゅっと抱きしめてから、体を離してあたしに笑顔をむける。


もちろん何回でも言うに決まってる。
もうどうしよう、あたし一輝くんが好きすぎて頭がおかしくなりそう。


一輝くんにときめいてると、次はホームランを打った本人が帰ってきて。

みんなから大歓迎される、本日のヒーロー。


「あの、敦士、さっきは......」


「さっき、悪かったな。情けねーこと言ったりして。
にっしーに言われて、目覚めたわ。
今回は誰かに強制されたわけでもなく、自分で野球始めるって決めたのにな。

......もう逃げたりしねーから」


一言謝ろうと敦士に近づくと、先に謝られてしまった。

一年生とハイタッチをしながら、ふっきれたように笑う敦士を見て、なんだか安心した。

あたしもごめん、とあげられた敦士の手を少し強めに叩く。






< 139 / 623 >

この作品をシェア

pagetop