プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
四球目、リョーコが投げた球があたしの手元にきたと同時に、あたしは思いっきりバットを放り投げた。
スポーンとあたしの手から抜けたバットは、マウンドにいるリョーコの右横スレスレを通過していく。
さすがにこれには、バットが当たりそうになったリョーコだけでなく、敵味方関係なしにみんなあっけにとられている。
ま、だよね。
嫌がらせでボールをぶつけるやつはいても、仕返しにバット投げるやつはあたしぐらいしかいないでしょ。
「な、なにやってんだ西川!危ないだろ!」
「あ、すみませーん。気合い入れてバットふったら、うっかり手からすっぽ抜けちゃいました。
わざとじゃありませーん」
「......次やったらお前は退場だぞ。いいな?」
「はーい」
怒っているというよりも驚いている先生から注意を受け、テヘと舌を出してから、自分の飛ばしたバットを自ら取りにいく。
「リョーコごめんねー?大丈夫だったー?」
マウンドにいるリョーコのもとへと。
スポーンとあたしの手から抜けたバットは、マウンドにいるリョーコの右横スレスレを通過していく。
さすがにこれには、バットが当たりそうになったリョーコだけでなく、敵味方関係なしにみんなあっけにとられている。
ま、だよね。
嫌がらせでボールをぶつけるやつはいても、仕返しにバット投げるやつはあたしぐらいしかいないでしょ。
「な、なにやってんだ西川!危ないだろ!」
「あ、すみませーん。気合い入れてバットふったら、うっかり手からすっぽ抜けちゃいました。
わざとじゃありませーん」
「......次やったらお前は退場だぞ。いいな?」
「はーい」
怒っているというよりも驚いている先生から注意を受け、テヘと舌を出してから、自分の飛ばしたバットを自ら取りにいく。
「リョーコごめんねー?大丈夫だったー?」
マウンドにいるリョーコのもとへと。