ダントツ!!16番人気の翔馬くん
『お前さ…なんで俺なんかがいいの?』


『へ…?』


なんでって…


なんでだろう?


そりゃ“顔”は勿論のこと、“声”までも好みだけど…


んん…?


あたしは人差し指を唇に当てながら首を傾げた。


『俺、言ったよな?女に興味無いって。』


うん。知ってる。


翔馬くんのその言葉に、教室の空気、一瞬にして凍りついたし…


女の子達なんて、引きまくってたし…



あたしは翔馬くんを見つめながら頷いた。


『じゃあなんで…』


『好きなんだもんっ!』

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