シュールな関係
コンコン、
ノック音が聞こえるとメガネをかけた細身の男性が
丁寧にお辞儀をして部屋に入って来た。
彼こそがCEO直属の第二秘書であり、ドクターでもある山本さんだ
「神崎様 御目覚めになられましたか?」
「こっ、この度は色々とご無礼を…」
恥ずかしさと緊張が混ざり小声で答える。
「脈と熱を測らせて頂きますね」
横たわるわたしの手首から脈を測りながら
丁寧な口調で優しく尋ねてくる。
さすが出来る人って凄い…
わたしにまで敬語で話してくれて
その上、TOPオブ・ザ・秘書で
ドクターの資格をもつとは…凄い
出来るオーラーが滲み出ているわね…
さすが山の手グループのスーパー秘書だわ
「神崎さま ご気分は?」
「え、あっ はい
・・・―――――気分ですか?
すこぶる悪く 今、とっても胃が痛いです」
目覚めた時は良かったけど、
一之瀬さんの話しを聞いて急変したのよ!!
これこそがストレス性急性胃腸炎!?
「では、少し触診をさせて頂いてもよろしいですか?」
うえっ!!
これ以上恥辱は沢山!!
「いえいえ もう大丈夫ですっ
あっ…あらぁ もう、治りましたっ!!」
シーツで身体をかくしてオタオタしまくりのわたし。