シュールな関係
この機内は窓際に沿って白い革張りのソファーが並べられ

中央には存在を示すかのような大理石のテーブル…

床は弾力性のあるホワホワの絨毯が敷き詰められている。



大型テレビに充実したオーディオ器具と

スタイリッシュな空間が広がる



奥にはちゃんとしたベッドルームや

シャワー室にキッチンまでもがあるらしい…




「こ…これぞ…空飛ぶホテルですね…」

プッっと服部さんがわたしを見て吹き出している。


第一秘書や乗り慣れてる人は驚かないかもしれないけど

わたしの驚きはきっと標準だと思うけど?


そんなことを思いながらもこの中で御のぼり状態はわたしだけだから

余計なことは口を慎もうと思う。



「奈緒さん、そんなに固くならずに


ゆっくりとくつろいでくれたまえ」



そう会長は言うけれど

まず何処に座っていいか分からず狼狽えてしまう。


服部さんに会長の迎えの席をすすめられ

暫くすると大きな音を立てながら離陸する

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