シュールな関係
「初めて君を会社で見た時はわたしも正直驚いたよ 

あまりにも若菜君に似ていてーーー…



二人が大学の時から

交際をしてたのは知っていた 


まだ若いし 口出しすることなく

見守っていたのだが… 



若菜君の心臓が弱く移植が必要になった



若菜君のような普通の家庭では…

到底支払えない金額… 



すると雅也が籍を入れると言い出してね…

待ったをかけるように

昔から藤堂財閥と付き合いのある家内が裏で手を回し

若菜君の両親と話し合い別れるという条件で

援助することになったんだよ」



「それで…

二人は納得をしたのですか?」



「その時はまだ知らさなかったが、命に係わるだけに

話してたらどうだっただろうな。


静養とドナー探しの為に

若菜君が家族とスイスに行き移植待ちをすることになった…



手術は成功したのにーーー…  



まさか…あんなことになるとは…」



後のことは聞かなくても分かる・・・。


手術後拒否反応が出て…

意識不明後に…亡くなったって

話していたのを聞いたから―――。



「会長… 

わたしもその後のことは存じていますので

それ以上言わないで下さい」




「…申し訳ない」




顔をゆがませ…辛そうに話す…




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