シュールな関係

「もし時間があるのなら弟にお土産を買いに行きたいのですが


スイスと言えばスイスチョコにチーズ!

それに時計にやペンも有名ですよね


あとはーーーー」


嬉しそうに話すと

「他にもアーミーナイフにオルゴール、木彫り

カウベルと呼ぶ牛の首につける鈴の模型なども人気がありますよ」


店に移動しながら山本さんが色々教えてくれる。


「でもやっぱり買うとなればチーズかなぁ?

それでチーズフォンデュもいいな~」



「男性にはアーミーナイフが人気がありますよ

ナイフをはじめハサミや栓抜きに

ワインオープナーなど機能性高いのが付いてますから」


それはいいかも!

切り裂きジャックの大和にピッタリのお土産かも!と

声を出しそうになり、思わず声を飲みこんだ。


あれから大和はどうしてるだろう

もうゲームオバーだと一磨と言いながら飲んでるのだろうか?

それとも本当に傷ついてるのだろうか?


ふとした時に大和のことがよぎりため息がこぼれる。


酷い別れ方をした方がお互いにとっては良かったんだ、と

必死に思い込もうとするが

ほんの昨日に見た大和の面影は簡単には消えてくれない。



夕方になると日は柔らかい色になりゆっくりと山に吸い込まれていく


それに伴い街には幻想的にイルミネーションが

盛大に光り輝き始めた。


< 415 / 441 >

この作品をシェア

pagetop