regret
約5分後に戻ってきた涼太は、大きなコニビニ袋をもって出てきた。
ツマミやら酒やらを買い込んだらしい。
助手席にドンと積むと、再び車を発進させた。
―――――――
「おら、入った入った」
玄関に立ち尽くす僕を後ろから急かす。
「お邪魔します」
荷物に押されてリビングに足を踏み入れると、かなり悲惨な光景が広がっていた。
「空いてるところ座ってくれ」
涼太はスーツを脱ぎながら言うけれど、座るもなにも足の踏み場がない……
「汚い」
落ち込んでいたものの、此には目を瞑っていることが出来ず掃除を始めた。