三回目のデート


「なーにベッドに埋もれながら電話してんだよっ♪シシシ♪」

「え!?……あーっ!一輝(いっき)、いつの間にー!」


 ケータイを横取りしたのは、弟の一輝だった。

 見たら学ランのまま。帰ってきたばかりだ。


「何するのよっ。ケータイ返してっ……」


 先輩に聞こえないように、小声で訴えた。

 一輝のことだから、何を言うのかわからない!

 けど一輝は私を無視して、ケータイを耳に当てた。

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