三回目のデート


「……なぁ。オレも明日、デートについていってやろうか?」


 出た。悪魔のシッポが見える。


「やめてよ!絶対、お断りっ!」

「ウソだよ。ジョーダンに決まってんだろう?」

「一輝が言うと、冗談に聞こえないのっ。ホントについて来そうだもん」

「失礼しちゃうよなぁ……あ。じゃあさ、一つアドバイスしてやるよ」

「アドバイス?」


 一輝のことだから……と、また警戒をすると、私の髪を上半分、手でまとめて掴んできた。


「えっ、何?」

「姉ちゃんのことだから、髪を何もしないで、下ろしたまま行くつもりだったんだろう?」

「……うん」


 そのとおり。

 結ぶとしても、ただの一つ結わきか二つ結わき。それも、体育とかそういう時だけ結ぶ。

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