浮気者上司!?に溺愛されてます
「きょ、恭介……?」
「奏美が、浮気だ不倫だって悩みながら、結局俺のこと好きって言ってくれたのは本当に嬉しいんだけどさ……。つまりなんだ? 奏美は、俺が遊びで奏美を口説いてるって思ってたわけか?」
「う……」
一瞬にして不機嫌に低くなる声に、思わずタジタジしてしまう。
「で、でもそれが普通! 仕方ないじゃない、私はまさか恭介の薬指にそんな裏事情があるなんて思ってなかったんだし!」
「傷ついちゃったな~、俺。あんっっ……なに可愛がって愛したつもりだったのに。奏美は信じるどころか、本気だとも思ってくれてなかったとか」
「そんなことないっ! ほ、本気にしか見えなくて、いつも戸惑って……」
両手の指の先をくっつけ合わせながら、恭介から目を逸らしてボソボソと呟いた。
機嫌の悪い恭介の目が怖い。
こんな時ばっかり、いつもの緩さを掻き消すのが本当にズルいと思う。
「俺が、そんな最低な男だって思ってたんだ。あ、そう言えば『最低』も何度も言われたっけな。あれ、本気か」
「だ、だから……。ごめんなさい」
一気に形勢逆転している感についていけない。
どうしてごく普通の思考を展開させた私が、恭介から責められなきゃいけないんだろう?
恭介はそんな私を見据えたまま、それに、と小さく呟く。
「……紫乃にあんなこと言い捨てたまま、よく俺と紫乃を置いていけたもんだ」
「っ……」
恭介のシレッとした言葉が、私の心を大きく抉る。
さっきまでの苦しみが、辛さが、心を駆け巡るのを感じる。
「平気なわけないじゃないっ!!」
そう声を上げて、私は思いっきり恭介の両膝を叩いた。
「苦しくて切なくて……こんな想いするのに、どうして私恭介を好きになったんだろう、って、狂いそうだったっ!!」
「奏美が、浮気だ不倫だって悩みながら、結局俺のこと好きって言ってくれたのは本当に嬉しいんだけどさ……。つまりなんだ? 奏美は、俺が遊びで奏美を口説いてるって思ってたわけか?」
「う……」
一瞬にして不機嫌に低くなる声に、思わずタジタジしてしまう。
「で、でもそれが普通! 仕方ないじゃない、私はまさか恭介の薬指にそんな裏事情があるなんて思ってなかったんだし!」
「傷ついちゃったな~、俺。あんっっ……なに可愛がって愛したつもりだったのに。奏美は信じるどころか、本気だとも思ってくれてなかったとか」
「そんなことないっ! ほ、本気にしか見えなくて、いつも戸惑って……」
両手の指の先をくっつけ合わせながら、恭介から目を逸らしてボソボソと呟いた。
機嫌の悪い恭介の目が怖い。
こんな時ばっかり、いつもの緩さを掻き消すのが本当にズルいと思う。
「俺が、そんな最低な男だって思ってたんだ。あ、そう言えば『最低』も何度も言われたっけな。あれ、本気か」
「だ、だから……。ごめんなさい」
一気に形勢逆転している感についていけない。
どうしてごく普通の思考を展開させた私が、恭介から責められなきゃいけないんだろう?
恭介はそんな私を見据えたまま、それに、と小さく呟く。
「……紫乃にあんなこと言い捨てたまま、よく俺と紫乃を置いていけたもんだ」
「っ……」
恭介のシレッとした言葉が、私の心を大きく抉る。
さっきまでの苦しみが、辛さが、心を駆け巡るのを感じる。
「平気なわけないじゃないっ!!」
そう声を上げて、私は思いっきり恭介の両膝を叩いた。
「苦しくて切なくて……こんな想いするのに、どうして私恭介を好きになったんだろう、って、狂いそうだったっ!!」