~Lion Kiss~
こんな事になった元凶を、思いきり責めたかった。

『おー、女豹ちゃん、久し振り』

「來也」

『……泣いてんのか?』

私はわめいた。

「あんたのせいだからね!」

來也は少し息をついてから、低い声で言った。

『……迎えに行くから、場所言え』

「來也なんか大嫌いだから!会ったら殴ってやるっ!!うわあああん!」

****

來也はすぐに迎えに来た。

多分、10分くらいだった。

出先だったのかも知れない。

細身のジーンズとダークグリーンのシャツを着た來也が見えた時、私は更に怒りを覚えた。

駆け寄ってきた来也の頬を、パシンと殴る。

「あの日の事を治人さんに知られてた!誰かに写真撮られてたのっ!!」
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