~Lion Kiss~
私はバシバシと來也の胸を殴った。

「だからこの間、彼は変だったのよ!」

來也は無言で私を見下ろしていた。

その顔が相変わらず綺麗でかっこよかったから、私は無性に腹立たしかった。

「何とか言いなさいよっ」

「取り敢えず、俺の家行くぞ。来い」

「行かないよ!ばかっ!」

「いいから、来い」

來也は暴れまくる私を一瞥した後、素早く抱き上げた。

「きゃー!」

「うるせー。急に乙女になるな」

「離してっ!じゃないと殺すっ」

來也は呆れたように私を見た。
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