~Lion Kiss~
私はキンキンに冷えた生ビールを目の高さまであげると、厨房にいる店長の篠山さんにペコッと頭を下げた。

篠山さんは私を見るとバチッとウインクをしてきた。

フフフ。

篠山さんたら……やり慣れてやがるな、ウインク。

その時だった。

「ほんとにフシダラな女だぜ」

へっ?!

急に左側から声がして、私は反射的に顔をあげて声のした隣を見た。

精悍な頬、中高な顔立ちのこのイケメンは……。

私はギクリとして眼を見開いた。

こ、コイツはたしか……。

三ヶ月前の……あのエロ細マッチョじゃねえか!

「舌打ちすんじゃねーよ」
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