~Lion Kiss~
「マヒル、こっち来て」

「ん?」

上着を脱ぐ來也を見ながら彼に近寄ると、彼はフウッと笑って私を抱き締めた。

「なあ、俺がシャワー浴び終えるまで寝ないで待ってられる?」

アルコールが入った來也の眼差しは色っぽく、私はその唇にゾクッとした。

そんな私を見て來也はニヤッと笑うと、私の腰に両腕を回して引き寄せた。

「お前の事、抱きたいんだけど」

いい終えるなり身を屈めて來也は私の首筋にキスをした。

唇の柔らかさにジンと身が震える。

だめ、私、來也に確かめたいんだから。

私は意を決して來也を呼んだ。

「來也」
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