~Lion Kiss~
総二郎が俺の眼をジイッと見ながら言った。

「なんで、好きだって正直に言わねえの」

俺は箸を置くとサラッと言った。

「さすがに、アイツがキスマーク付けて帰って来た日は、結構アピールしたつもりだけどな」

……そうだあの夜は……ネカフェで過ごすと言ったマヒルを帰ってこさせて抱き締めたし、キスした。

首筋のキスマークに滅茶苦茶頭に来て、俺意外の男に身体を触らせるなって命令した。

キスだって何回してんだよ、いい加減気付けよ。

そう思って抱き締めたけど……アイツはそんな俺に困ったように身じろぎして……。

総二郎が眉間にシワを寄せて俺を見た。

「……お前なあ、何で女豹がお前を恋愛の対照としてみないのか、分かってんのかよ」
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