~Lion Kiss~
それがつい先日だったのだ。

コイツはマヒルに会いに来たに違いない。

「お前とはもう終わったんだ。結婚してるんだし、仕事意外で会う気はないからな」

恵美里の顔がグッと曇った。

「結婚したら來也が嫉妬して、私をさらいに来てくれるかなって思ってたのに」

「他の男を選んだのはお前だろ。それに俺はお前との将来なんて考えた事はない。旦那を大事にしてやれ」

恵美里が叫んだ。

「藤吉マヒルみたいな女がイイなら、私がそうなるよっ!今日だって見てよこの服!朝、彼女の服装をチェックして」

俺は溜め息をつくと、恵美里を侮蔑の表情で見つめた。

「つまんねぇ事してんじゃねーよ!いい加減眼を覚ませ」
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