~Lion Kiss~
「皆様ー、私が開発部のパーティーに嫌々参加する見返りは、忘年会の会費ゼロ円でーす!今年の忘年会は全額社長のおごりに決定しましたー!」

言い終えて社長を見上げる。

「いいですか?」

「わ……分かった!分かった!だから助けてくれ!」

社長の言葉にオフィス中の社員が歓声を上げた。

「やったーー!」

「藤吉、頑張ってきてくれ!」

妥当なご褒美でしょ。

「俺は小遣い制なんだぞ……」

呟きながら去っていく社長の背を見つめて、私はニヤリと笑った。
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