~Lion Kiss~
「兄貴を襲った強盗が、ポケットを物色してたのは写ってたけど、俺たち家族が見せられた画像は画質が悪くて、ハッキリしなかったんだ。警察もその辺の事は何も言わなかったし。
けど……兄貴は店で時計を購入して、頼んでいたんだ。俺の誕生日に時計が日本に着くように」
もう我慢できなかった。
溢れ出る涙を止めることが出来ず、私は俯いた。
來也の苦しみは、きっと私の想像を越えていて、私はその苦しみを癒す術を何も持っていないのだ。
來也を慰めたい。
來也の苦しみを軽くしてあげたい。
なのに私は。
なんて無力なんだろう。
來也は私の頬の涙を指で拭いながら続けた。
けど……兄貴は店で時計を購入して、頼んでいたんだ。俺の誕生日に時計が日本に着くように」
もう我慢できなかった。
溢れ出る涙を止めることが出来ず、私は俯いた。
來也の苦しみは、きっと私の想像を越えていて、私はその苦しみを癒す術を何も持っていないのだ。
來也を慰めたい。
來也の苦しみを軽くしてあげたい。
なのに私は。
なんて無力なんだろう。
來也は私の頬の涙を指で拭いながら続けた。