~Lion Kiss~
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「なあマヒル。一緒に住もう」

私は観念してギュッと眼を閉じた。

「……マヒル?」

「ごめん」

來也が唇を引き結んだ。

來也をがっかりさせたくない。

だけど、言わなきゃならない。

「……來也。私ね、秋にはマレーシアに立つの」

來也が掠れた声で問う。

「……なんだよそれ。なんで」

「ここを……來也の部屋を飛び出した後、直ぐに社長に誘われて……それで決めたの」

「ダメだ、断れ」
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