~Lion Kiss~
お互いに見つめ合い、微笑み合う。

一年ぶりに見る、精悍な來也がかっこよくて、痛いくらい私の鼓動は激しい。

來也は唇を引き結んだままだ。

今だ。

今、伝えなければ。

私は思いきって口を開いた。

「來也」

「ん?」

優しい声。

「私、今も來也が好きです。……あの……もう一度、私と付き合ってください」

顔中に血液が集まってくる感覚に、私はきっと自分の顔が真っ赤なんだと自覚した。

來也は何も言わない。

どうしよう。ダメなんだろうか。
< 434 / 444 >

この作品をシェア

pagetop